知る | 2018.02.26 UPDATE
美の基準は、真鶴のまちづくり条例(通称:美の条例)の一つ。
バブル期、日本中でリゾートマンションの建設ラッシュが起きたとき、真鶴もその例外ではなく、マンション計画が大量に持ち込まれました。
しかし真鶴にはもともと水が少なく、もし計画通りにマンションが建ってしまうと、もともといた住民の生活にも支障がでてしまう可能性がありました。
そのため、住民からマンション建設への反対運動が起こったのです。
騒動の中、新しく就任した三木邦之町長(当時)は、なんとかマンション建設を食い止めたものの、その方法はもし裁判を起こされてしまうと負ける可能性があった危険なものでした。
今後同じようなことが起こったときのために条例を整備しよう。こうしてつくられたのが「美の基準」です。
69のキーワードで真鶴の「美」を定義している美の基準は、景観に関わることが載っているだけではありません。コミュニティや心意気まで、定義・提案しています。
今でも新築を建てるときは町役場に「美の基準チェックシート」を提出しなければならず、生きて活用されています。
最近では、美の基準のことを気に入り移住してくる人も多くなってきています。
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